テーブル天板 _ 選べる4つの素材 選べるテーブル天板の素材は4種類。 A. 無垢材 B. 節あり無垢材 C. 突板貼り D. メラミン化粧板貼り それぞれの性質や特徴を知って、目的に合った素材をお選びください。 A. 無垢材 原木から切り出した素材の中から節のない部分だけを選別し、接着剤と高い圧力を用いて木の木端面のみを接合して大きな1枚の天板に仕上げています。 このようにして作る材を「巾はぎ材」と呼び、直径の大きな丸太が必要となる無垢の一枚板と比較し、価格をおさえながらも一枚板に近い表情を得ることができます。 野田家具店では、リーズナブルな価格帯で無垢の天板をお届けできるように「巾はぎ材」を使用しています。 無垢材には以下のような特徴があります。
B. 節あり無垢材 【 1. 無垢材 】との違いは、「節」や「入り皮」があることだけです。 * 特徴については、上の無垢材の特徴をご参照ください。 「節」は木の成長過程において枝の付け根部分が幹に包み込まれることで発生したもので、木目の途中に丸い模様のように出てきます。 木材の欠点として扱われることが多い部分ですが、どんな木にも少なからず枝があることを考えると、木に「節」があるのは当然と言えます。 穴になっている節や凹凸のある部分は、パテ等で埋めて平滑にし、天板として問題なく使用できるように仕上げています。 「入り皮」は木が生きている時になんらかの事情で樹皮にキズがつき、その部分が成長せずに樹皮ごと巻き込まれてしまった部分をいいます。 これらの特徴は木材の欠点として扱われることが多い部分ですが、最近では天然木の自然さや味わい、個性として肯定的に捉えられるようになってきています。 価格も節などがないものに比べて比較的安価ですので、自然な節ありの材を好む人にはこちらの素材がおすすめです。 基本的な素材の特徴は【 A. 無垢材 】と同じですので、ここでは「節あり無垢材」についてまとめてみました。
C. 突板貼り 木枠を組んで、その両面に板材(MDF)を貼った「フラッシュパネル」の表面に「突板」という天然の無垢材を薄くスライスしたものを貼り付けて天板に仕上げています。 芯材となる木枠の内側は空洞になるため、無垢材に比べるとかなり軽量です。これだけでも板としての強度は十分ありますが、空洞部分にペーパーハニカムコアという紙でできた軽量な芯材を入れることで、さらにしっかりとした天板になります。 無垢材に見られる反りや割れ、歪みなどの狂いが少ないことも「フラッシュパネル」の大きな特徴です。 「突板貼り」の天板は天然木の自然な木目や味わいが得られると同時に無垢材にある反りなどに対する安定性にも優れているので、湿度の高い日本の住宅環境にあった素材といえます。 ちなみに、野田家具店で採用している突板の厚みは0.4〜0.5mm。一般的に0.2mmほどの突板が多く使われている中で、2倍以上の厚みにこだわるのは、仕上がりの違いに差が出るからです。 厚さ0.2mmだと研磨したときに下地が透けたり、突板同士の接合部で面取りができませんが、厚い突板だと十分に研磨しても透けることはなく、角も無垢材のような木質感を出すことができます。 「突板貼り」の特徴を以下にまとめました。
D. メラミン化粧板貼り 「フラッシュパネル」の表面に「メラミン化粧板」を貼り付けたものです。 「フラッシュパネル」の詳細については、【 C. 突板貼り 】の内容をご参照ください。 「メラミン化粧板」とは、樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせて高温・高圧で積層整形した厚さ約1mmの薄い板のことをいいます。硬度が高く、耐熱性・耐水性・耐候性・耐摩耗性に優れているのが特徴。キズに強く焦げにくいので、キッチンの天板・家具などに多く使われています。 丈夫で長持ちしやすく、メンテナンス性にも優れていますので、キッチンや水場の近くで使う場合や、傷や汚れを気にせずに使いたい場合などは、「メラミン化粧板貼り」の天板がおすすめです。 「メラミン化粧板貼り」の特徴を以下にまとめました。
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